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天に向かって唾を吐け![Spits against heaven!]

天に向かって唾を吐け![Spits against heaven!]

こちらは【spits against heaven!】のネタバレ含む個人的所感と、真サブタイトルについての記録です。最新版はmemo of everydayにて不定期更新中。(掲載データはmemo of everydayにて公開したものに加筆修正したものです)
第0話 ナギ/ユズハVSカナタ/エイジ  /  第1話 剛き者  /  第2話 繋がれし者 /  第3話 望みし者 /  第4話 日常に潜むもの /  第5話 マドイ/ヒジリVSエイジ/カナタ  /  第6話 包みし者 /  第7話 堕とす者 /  第8話 届かない距離 /  第9話 導く者 /  第10話 続・届かない距離 /  第11話 玉座の意味 /  第12話 近くても、遠くても /  第13話 ルールブック /  第14話 或る夏の日 /  第15話 続・導く者 /  第16話 祭司と生け贄 /  第17話 迷いし者の道 /  第18話 繋がれることを望む者、繋がれし者 /  第19話 祭司の選択 /  第20話 待ちし者 /  第21話 小さな恋の物語。紡ぐ /  第22話 ナギ/カナタVSユズハ/ヒジリ /  第23話 転がる石 /  第24話 続・転がる石 /  番外編01 さみしいチキン /  番外編02 やさしいチキン /  番外編03 昔々、夜の伽話 /  第25話 道を往く者 /  第26話 続・道を往く者 /  第27話 ナギ/カナタVSエイジ/エイイチロウ /  第28話 手を伸ばす者 /  第29話 手の中の世界 /  第30話 包む者、包まれる者 /  第31話 待ちし者、支える者 /  第32話 示す者 /  第33話 続・或る夏の日 /  第34話 小さな恋の物語、そして夜の伽話 /  第35話 小さな恋の物語。繋ぐ。 /  番外編04 うさぎ /  第36話 道を行く者、指し示す者 /  第37話 夜の伽話の始まり。 /  第38話 色濃く、翳るもの /  第39話 夜の伽話の続き。 /  第40話 夜の伽話から目を逸らす。 / 

第0話 ナギ・ユズハ VS カナタ・エイジ
・サブタイトルは同上です。
 最初は、ゲームのカードをサブタイトルにするつもりだったわけですが、話の展開上、ゲームしてないことの方が多いので、最初の話でそれはやめました。
 見切り発車でした。この時点で決まっていた要素といえばnotesにもある手書きのプロット叩きくらい。キャラ設定と、その関係についてはだいぶ決まっていたのですが、もっと短い話になる予定でした。
 この話を公開した時点で決まっていたのは、ナギとユーさん、マドイとヒジリ、カナタとエイジ、レイ、エイイチロウ(もっと兄弟とはわかりにくい名前だった。和って言う字がいれたかったらしい。エイジの「ジ」も二とか次とかわかりやすいものを使ってなかったので)
 コトコとカイトはこの時点で設定のみ。
 しかも、カナタとマドイ+エイイチロウのどノーマル恋愛チョイエロ系で頑張ろうとか思っていた。Switchとか、ど暗く、やば目な方に走りそうだったので。なので、ユーさんが多少おかしな人でもそっちメインにすればいいかと思っていたら、いつの間にかこんなコトに。(よく考えたらエイジがいる時点でどうなのかとも思ったり)
 エイイチロウ、出番遅すぎです。何とかしよう。
 もっと極端でも良いじゃないかと思っていたり。


第1話 ナギ
・「剛き者」

 ナギ紹介編。
 このころ、何か騒がれたりしてますね、ナギさん。多分、美形の一人や二人出しとかんとね!とか思ってこういうシーン出してますね。テーマはちっこい王子様(酷)。
 エイジが既に食いついてますが、それ以上にナギがお子さまです。
 普段、こういうノリなんですけどね、ナギは。


第2話 ユズハ
・「繋がれし者」

 ユズハ紹介編。+ゲームのルール解説編。
 解説って、どうやったら面白く伝えられるんでしょう。
 既にユーさん、考えの軸がナギにあります。大変だ。 そして、自分の欲望に忠実すぎです。
 「精神の死は、肉体の死だよ。オレが気になってるのは、そこだ」
 前しか見てない、彼しか見てない。そんな盲目的な状況ではないからこそ、彼は疑問を持った。でも、疑問を持たず、盲目的に戦い続ける者達は、そのことに気付かず、踊らされ続ける。


第3話 カナタ
・「望みし者」

 「望みし者」っていうのはキャラ紹介にもあるとおりエイジのことなのですが、ここはキャラの順番上、カナタの名前が付いてます。実際は、エイジの話ですね。
 カナタが主体になる話は、もっと先になります。この時点で、彼はまだ、自分に潜む強さに気付いていないので。エイジが語るカナタの話。
 なので、ナギもユズハも、エイジにばかりまともな話をしています。
 カナタの暖簾っぷり炸裂中。
 ナギさんは、年下の女の子よりも、仕事に疲れたキャリアウーマン(30代)辺りに人気がありそうですけど。猫系として。


第4話 エイジ
・「日常に潜むもの」

 ゲーム説明編。
 何げに、名前は出てきませんが、幸田くん出ています。ユーさんとも既に顔見知り。数少ないまともな方です。
 ナギさんとユーさんの学園に来てからの日常ヒトコマ。のつもりで書いてたんですけど。多分、高校時代もこんな感じ。出入りしてるところは多少変わってると思いますが。



第5話 マドイ/ヒジリVSエイジ/カナタ
・サブタイトルは同上です。

 中緒姉妹登場編。
 ナギさんとユーさんの日常その2。すでにさりげなく探り合ってる二人の微妙な距離感が、あれですけど。
 カナタの世界が開けた瞬間。(エイジの胃痛が始まったのと同時に) そして本題にやっと突入なわけですね。



第6話 マドイ
・「包みし者」

 マドイとカナタの出会いがメインのはずだったのですが、なにやらおかしなことになってます。ちょっとマドイは男らしいです。てか、一番男前かも知れません。でもアイドル扱いです。可愛い子供というか、ナギとユーさんから見たら可愛い妹だし。

 ナギとほぼ同じ目線のマドイ(守るものとしては見ているけれど)に対して、ヒジリはマドイから見てもナギから見ても全てから守るべき存在。
 単純にマドイが強いから、とか、ヒジリがおとなしそうだから、と言うわけではないのは、後々判ることですが。
 ユーさんのドメスティックなところが見え隠れ。


第7話 ヒジリ
・「堕とす者」

 ナギさん、完全にただの子供です。
 実は、この人が一番書きにくい。次が、ヒジリ、マドイ。中緒兄妹は文章で書きにくくて仕方がない。ナギは妙にピュア(ぷっ)だし、ヒジリはひねくれすぎてて後ろ向きすぎててお子さま過ぎるし、マドイは男前で可愛すぎるし。バランスの悪い人たちばっかりです。
 いや、ユーさんやエイジのバランスがよいかと言われると、あれですけど。
 ……カナタ?うーん……。この時点でまだぼやぼやだしなあ……。


第8話 ユズハVSヒジリ
・「届かない距離」

 ユーさん、ダメなテンションのあげっぷりです。そんなコトしなくても良いのに、ひねくれてます。
 ナギさんとユーさん、カナタとエイジ、マドイとカナタ。どちらかが手を必死で伸ばしているのに、もう片方は気づきもしない。
 届かないから、届くよう願うわけです。
 体の距離は近くても、距離の遠い2人もいるわけで。
 タケルみたいな男の人が、個人的に嫌いなわけじゃないと思う。……多分。



第9話 イチタカ
・「導く者」

 イッチー登場編。あからさまに怪しい人です。
 そんなあからさまな誘いに乗ってしまう辺り、エイジの弱さがと言うか、弱りっぷりが伺えます。(なので、案の定カナタは引っかからないし、イチタカも狙いやしない……)
 イッチーの設定は途中で出来てます。普通の人の視点が欲しかった。そんな理由。


第10話 続・ユズハ
・「続・届かない距離」

 ちょっと話が重くなってきてますね。
 タカオとシズルはその内また出てくる予定。


第11話 続・ナギ
・「玉座の意味」

 ナギVSイチタカ編。4つも上とは思えない、ナギさんの発言が何とも言えませんが。カナタが何だか大人に見えます。一歩引いてるだけなんですが。
 エイジがとにかく不幸です。不幸なのは、不幸だと思い、自分がその場に追いつめるから。


第12話 続々・ユズハ
・「近くても、遠くても」

 まだまだ続く、イチタカ編。実は、相当できた人かも知れません。見えないだけで。バランスは良いですね。そして強かかも。ユーさんの人の悪い面を真っ先に見つつ、仲良くなってる辺り。
 ナギがらみだと既に敵意むき出しですよ、ユーさん。ダメすぎです。


第13話 続々・ナギ
・「ルールブック」

 試合試合って言ってますけどこの人達……。フォローが全くありませんが、何か。
 番外編とか後半の方ではいろいろ言ってますが、ナギやマドイが蹴り技中心なのも、「師に習った技を教えに背く場面で使わない」ことにしているから。動きは仕方ないんですが。
 書こう書こうと思って、行数増えすぎるのがいやで、書き損ねてます、いろんなことを。
 ユーさんの武器の話も出始めてますね。ユーさんらしい武器でした。審判は公正なので。


第14話 ヨウヘイ
・「或る夏の日」

 番外にも使っているサブタイトルです。夏も終わりがけの話ですけど。
 名前つけるにしても、多分最強キャラの中緒父しかいないなあと思いつつ、でも、いきなりタイトルにこの人の名前あっても困るなあって思いながらタイトルつけました。
 この時点で、このタイトルルールをつけた自分を少しだけ恨みました。
 ユーさんの思い出話なわけですが、番外編もそうなんですけど、この人の思い出は、何だかキラキラしています、ナギが。
 子供が騒いでるような印象もないのかも、実は。
 妄想って怖いですね(違う)


第15話 コトコ
・「続・導く者」

 タイトルにはコトコの名前がありますが、導く者、イチタカがサブタイトル。コトコとナギとイチタカがつながってたりしてるし。
 やっぱりエイジが不幸です。
 最悪なことに、ヒジリとユーさんに囲まれてます。
 ナギのダメなところは、気遣ってるくせに、優しいくせに、本質に近付くくせに、それに対する対処が、自分向け。ダメなところであって、悪いところではないのだけれど。彼の優しさでもあるので。
 図体はでかくても、エイジは所詮、ナギの妹達と同級生なわけですから。


第16話 ユズハVSナギ
・「祭司と生け贄」

 本人的にはとてつもなくBLっぽい話。いや、普通の学園FTのつもりで書いてるんですが。しかも最初にも書いたとおり、どノーマルカプで行こうと画策してたんです。そう、ちょっとユーさんが行きすぎてるだけで、普通かな、と。
 ……普通じゃないか。
 されたから気になるのか、気になってたからされたことが気に掛かるのか。いずれにしても行動に移したもんの勝ちなんじゃないかと個人的には思っています。
 わかんなくなって、悩んだとしても、結果オーライ。うまく行くこともあるよ。



第17話 続・カナタ
・「迷いし者の道」

 やっとカナタ編です。長かった。長かったと思ったら、どこか消えちゃうし。取り残されたエイジがやっぱり不幸です。
 エイジに対する憧れにも近い思いを、彼は知ることはあるのかないのかどっちだ。
 カイトの名前がちらっと出てます。良い先生みたいです。学校では。
 ナギの行動力と上向きな心が出ている話でもあります。考えているんでしょうが、決断が早い。
 そんな彼が唯一決断できないことは、多分彼にとって今まで処理しきれなかった、重くて鈍い感覚を持つものかも知れません。悩んでいても、藻掻いたり苦しんだりしながらも、ベクトルだけは上向きです。その方向を変えられるのは、痛い存在かも知れないけれど、彼にとってはどうしようもなくでかい。
 ……カナタ編なのにナギの話ばかりですが。
 まあ、迷いし者の道……要するに、先行するナギの話でもあるので……。
 迷ってるけど、導かれたりはしないカナタの迷いは、思った以上に根深いかも。


第18話 続・エイジ
・「繋がれることを望む者、繋がれし者」

 やっぱりエイジは不幸です。そして、ユーさんはびっくりするぐらい幸福なんだと思います。
 はっきりとその差が出てしまったお話。
 自分の思い描く先に向かう途中だとはっきり認識してるユーさんには、迷いがあっても、光るものが見えている。でも、エイジには見えていない。だからこそ、彼の望まない方へ、周りのものも望まない方へ進むことになる。
 導かれるままに。


第19話 続・ユズハVSナギ
・「祭司の選択」

 タイトルまんまの話ですが。
 ユーさんは自分とナギのために選びました。彼の決断もまた早い。自分の進むべき道が見えているから。今のナギには、この事件について迷いがあるので、決断も遅い。それすらもユーさんの思いのままかも知れないけれど。
 やっぱりエイジは不幸です。ナギの持つ強さも、ユーさんの持つ拠り所も、彼は持っていないつもりでいる。
 イチタカはなにげに出来た人です。カナタは子供です。中途半端が一番不幸、ということでしょうか。



第20話 レイ
・「待ちし者」

 ずっと出ていたのに、ちっともクローズアップされない人その2(その1はカナタ)。出てこないエイイチロウよりは良いかも知れませんが。
 レイが一番、地に足がついています。ゲームの存在を知り、賞品の魅力を知り、戦う駒達のことを知りながら、その存在を全否定できる。
 31話でユーさんが彼を的確に、かつ魅力的に表している。
 フラットに、でも、そばにいる人には少しだけ優しく、他の人がどんなに浮き足立っていても、帰ってこれる。そんな存在。
 辛いことがあったら「悲しい」と言って泣けるし、楽しいことがあったら「嬉しい」と喜べ、不愉快なことがあったら黙って怒りを溜めつつ小出しに出来る。何事においても、適当な量ってものがある。そのバランスがよい、調和のとれると言うことは、才能である。
 若干自惚れ屋なのも、ご愛敬。そう言うことにしておこう。
 ヒジリの件は、若さ故、ということで。


第21話 続々・カナタ
・「小さな恋の物語。紡ぐ」

 やっと、カナタの姿が見えてきています。彼らの話はちょっとだけ夢見がち。
 マドイとカナタが一緒にいるシーンはほとんど出てこないのですが、水面下で進行していることを、周囲の人間が語ります。てか、周りの人間の方が冷静に見てるだけって言うか。
 彼女と一緒にいないときのカナタの変化で、彼らの関係の進行度を知るエイジは、やっぱり不幸。
 ナギへの憧れ、マドイへの想い。それが今のカナタを動かしている。
 何かに対して心を空っぽにして、心を移し、情熱的に生きることを望んでいた彼は、既に望みを叶えているのに、さらなる高みを目指す。



第22話 ナギ/カナタVSユズハ/ヒジリ
・サブタイトルは同上です。
 
 ゲーム編。ちなみにエイジセレクションは、作倉さんのセレクション。怖いヤツ以外は大抵見れます。最近の映画は動きが激しすぎて酔ってしまいますが。エイジはたまに映画の話をしますが、タイトルがもろに出てきたのはここが初めてでしょうか。
 そしてやっと、合気道ぽい話が出てきました。いや、合気道ぽいのか??
 道を究めること、それに反すること、それに反することで道を進む行為を守ること。
 この3つを中緒父、ナギとユーさん、それからマドイとカナタで書いていこうと思っていたので。
 影でこそこそケンカをして、勝ちにこだわり続けるナギ。同じくケンカもするし、自分の欲望が全て、だけど道を究めることには積極的なユーさん。道を探し続けるカナタ。ナギの背中を追い続け、彼のマネをして生きてきたマドイ。
 ナギに負けたことを実はずっと根に持ってたのはユーさんだし、彼との関係をひっくり返したがってたのもユーさん。
 彼の勝利は、彼の努力が生み出した当然の結果。


第23話 続・ナギ/カナタVSユズハ/ヒジリ
・「転がる石」

 いろんな変化が訪れている回ですね。
 ヒジリのナギへ鬱積した想いが漏れだした結果としての彼への態度。
 ナギとユーさんの関係。特に、ナギのユーさんに対する見解の変化。
 ナギの、自分の思いに対する見解の変化。
 エイジの勇気と、支えられる心地よさを知ったことでの変化。
 一番、動きがある回ですね、何げに。



第24話 続々・エイジ
・「続・転がる石」

 変化はあったけれど、それを行動に移しきれない、くすぶったままの弱い心。
 判りやすく悩み続けるエイジと対照的に、悩みを持ってるくせにいつも通りのナギとユーさん。
 その違いは、性格もあるけれど、心の奥底にある何か。
 それを羨ましいとは思いつつ、自らそれを手に入れるためには動けない。
 動くことすら、ナギ達の持つ強さのせいだと思うエイジ。


或る夏の日(6 years ago)
・「さみしいチキン」

 はい。へたれです。ユーさんのダメっぷりは、一体いつから始まったのやら。
 若さゆえに、自身の弱さを恥じています。つーか、ユーさん本編でもまだ23(24)の設定なのに、どうしてこんなにおっさん臭いんでしょうか。人生悟ったフリしてるんでしょうか。
 若さゆえは、ナギも同じです。オレ様っぷりは大人しめです。とけ込めないことに恐怖を感じているわけで。
 この若さでは、まだユーさんと家族以外に、彼が納得する形で、彼を受け入れてくれていないはずなので。


或る夏の日(5 years ago)
・「やさしいチキン」
 はい。へたれです。平たく言えば。誰がチキンかなんて、あれですけど。
 臆病者なんですけど、その臆病さは、弱さだけじゃないんです。でも、弱いから、臆病なんです。
 その人のこと、大事で仕方ないから、臆病になるんです。
 こう見えて、ユーさんも寝込み襲うような真似する程度にはチキンです。


或る夏の日(4 years ago)
・「昔々、夜の伽話」

 番外編扱いですが、本編にしっかり絡んでいます。
 東京と地元に離れたナギとユーさんの一年目。変化を求めるきっかけでもあるわけで。
 今までの番外編で描いてきた、ヒジリとナギの微妙な関係。ヒジリの思い。
 ユーさんとヒジリの関係。
 木津兄、ノン、コトコ。ユーさんやヒジリの目の前にはいなくとも、ナギに影響を与える人たちの存在。
 木津兄の示す、天に昇る塔の存在。


第25話 エイイチロウ
・「道を往く者」

 木津兄登場編。ちなみに当初は全2話の予定だったのに、やたら長くなって全3話。やっと出てきました。長かった。
 閉じられた世界から抜け出たもの。我が道を行くもの。
 幼いエイジは、椿山在学時の木津兄の影響がでかいわけですが、彼の変化もまた見ているはずです。
 その話はまた後ほど。
 木津兄のモデルはいるようないないような。
 美大生ったって、こんなヤツがいたら、さすがにうざいです。
 カメラもそんなに持って歩かないですよ……。
 名刺持ってたり、名刺代わりにDM持ってる人はいましたけど。
 出てくる美大生は、皆どこかしらエッセンスを持ったモデルはいますが、なかなか。
 女の子に対するアグレッシブさというか、精力的というか、その辺はけっこういます。
 
 ハチクロみたいな純粋恋愛にはお目にかかったことのない生活でしたが。
 ……そういうの、したかった……(しみじみ)



第26話 続・エイイチロウ
・「続・道を往く者。」

 続・木津兄登場編。
 兄弟揃って、話が長くなります。ていうか、木津兄の登場による、エイジの変化の話なので、仕方ないのか?(違うだろう)
 木津兄弟の距離感をナギは羨んでしまったりするのですが、当の本人達は、そんなことは判らないまま、兄と弟のままなわけで。
 番外編「或る夏の日(4years ago)」に出てくるノンの名前が出てきますが、ユーさんスルーです。気付いてはいるんですけどね。腹真っ黒ですから、この人。
 そんな絡みもあって、この番外編を先に完結させたいけれど、ままならないダメスケジュール。
 ノンにもモデルの人はいるんですが、こんなに穏やかではなかったか。



第27話 続々・エイイチロウ
・「ナギ/カナタVSエイジ/エイイチロウ」

 木津兄登場完結編。
 なにげにユーさんのダメっぷりも炸裂してますが。
 話はひっそりと進行しています。本当にひっそりと。木津兄は多分、説明しに出てきてます、わざと。木津兄も企んでます。それは次の話で判明するのですが。
 敵に当たるのが誰かははっきりしてるんですが、その人達をあんまり出してないから、全容が判りません。自分で読んでみて。
 敵側の組織のあれやこれやが好きなんですけどね、個人的には。
 武器についての解説が、今ごろ出てきていますが、木津兄もいまいち判ってないっぽい。
 多分、誰も判ってないんでしょう。


 
第28話 カイト
・「手を伸ばす者」

 やっと出てきました。遅すぎます。しかも結構ちょこっとだし。
 壊れ気味でいい感じのキャラです。多分。名前だけは動物園に行くときに出てきてたんですけどね。まあ、表向き前向きな、口だけポジティブっつーか開き直ってるだけの人が一番まずいって言うのは私の中ではあるのですが、それを信じ切ってるのはちょっと壊れてるんじゃないの?ってかんじで生まれているキャラ。
 そんなわけで、エイジ始め、高等部では人気もあるようで。そうじゃないと。
 ナギとも動物園実習時に面識があるような話が出てました。
 多分この人、自分が回りにどんな迷惑をかけてようと、適当に生きてようと、突っ込まれる生活してようと、他人の行動がむちゃくちゃ気になるタイプです。自分の部屋が汚いのに、他人に対して「自分は神経質だから、こういうコトできないんだよね」みたいなことを平気で言うタイプ。
 木津兄に対しても、構って欲しいのにそうと言えず、一緒に暮らしたい気もするけど傍若無人でマイペースな彼の態度にいらいらするような、そんな感じ。
 でも、際際の彼を捨てられない、そんな木津兄のお人好し兄貴体質が不幸を招いています。
 木津兄弟は、何だか不幸です。でも、本人は不幸とは思ってないけど。


第29話 続・コトコ
・「手の中の世界」

 そして、この人もやっとです。ホントにユーさんに声かけられるまで何やってたんでしょうか。
 しかし、タイトルにはあるものの、頑張って動いてはいるものの、タイトルはナギのお話。
 ナギの手の中の世界では、ユーさんは小さくて我が儘でダメな子供のままなのです。
 でも、ユーさんはダメな大人になっていました。そんな話。(え?)
 ナギの前と、ナギのいる世界の中と、それ以外では、ユーさんは違う。
 誰もがそんな面を持っているのだと、判っているけれども、距離が近すぎて判らないのです。


第30話 続・マドイ
・「包む者、包まれる者」
 「いや、そうじゃないだろ?どっちもユーさんだよ。人によって態度を変えることなんて、普通じゃねえか」
 そう言ったのは幸田くんですが、それを当然だと思っているくせに、ユーさんのことになると認めたくないような、そんな気持ちになるナギ。
 それが、彼に対する甘えだとも理解しているのですが、どうしようもならないのが人の心。
 中緒姉妹の関係性も見えてくるお話でした。
 最初のころは普通にカナタに接していたはずのヒジリが、いつの間にか彼とは会話も交わさない。
 カナタは、ヒジリがいるからマドイが自分だけを見ることはないと知ってしまっている。
 当のマドイ本人だけが、どっちにもいい顔をしている。
 その姿は、ユーさんにもコトコにも強く出られないナギの姿に似ていたりします。


第31話 続・レイ
・「待ちし者、支える者」
 「いいね、君は。地に足がついてる感じで」
 そんなわけで、ユーさん自分が常に浮き足立ってると思ったりしてます。幸せです。地に足ついてるつもりなんですけど、そんな人は、地に足のついてる人をうらやましがったりしないんじゃないかなんて。
 珍しく、ユーさん本音トーク。
 そして、相変わらずエイジは不幸ですが、不幸だからこそ支える者の存在が大きいわけです。
 しかし、人の心とは、手の中のモノに満足は出来ないし、無い物ねだりで常にからからで、手が届かないとあきらめているくせに、何時までも執着し続けるような、そんなことの繰り返し。
 そのために動くことが出来ないのに、乾いていることを愚痴るような、そんな人生は送りたくないのです。
 思っていても、存在の大きさを理解していても、ままならないのが人の心。



第32話 ジュン
・「示す者」

 ……いや、やっぱりちっとも出てきてませんけど。テッシーは。
 絡んでくれないなあ、この人……。
 タイトルはテッシーですが、話のメインは木津兄です。
 なにげに中緒兄と木津兄のコンビは最強な気がします。
 木津兄、実はメインキャラなんですよ、出番が遅いのと、立ち位置が微妙なので、あんまり詳しいこと書いてないですけど。


第33話 続々・ナギVSユズハ
・「続・或る夏の日」

 実は、学園都市以外の場所が出てくるのは、本編では初めてだったりします。
 大事な人だからこそ、意志を尊重したい。だけど、一緒にいたい人だからこそ、自分をも尊重したい。
 「ケンカしたら、仲直りすれば良いんだよ?」
 それが難しいんだけど。ナギはそう付け加えて笑った。
 カナタに対していった台詞を、彼はまっすぐに実行する。
 
 「一人くらい、対等に、同じ道を歩いてくれるヤツがいた方が人生は楽しいよ」
 そのための時間だとしたら、辛くても、光を見いだすことが出来る。


第34話 続々・マドイ
・「小さな恋の物語。そして夜の伽話」

 ……なんでこの話に行き着くまでに、33話も費やしてるんでしょうか、自分。この話というか、この展開、最初から決まってたことだし、そもそもカナタとマドイに関しては、もっと早く話を進める予定だったのに、いつの間にか34話。困ったもんです。
 そもそも、木津兄が出てきたのが25話って言うのが、既に遅すぎます。てか、この話、木津兄編でもした気がします。2話の予定が3話になったりしてるわけで。時間のかかる男です、木津兄。
 アグレッシブでバランスの良いナギ(マイペース度アップ)。まあそれはナギではないのですが、そんなつもりで書いてるし、そんな位置づけの木津兄。しかもエイジの兄貴と言うことで、カナタは複雑だったりします。


第35話 カナタとマドイ
・「小さな恋の物語。繋ぐ」

 やっと、お話が進んでいます。一安心です。(え)
 でも、木津兄がまたどこかへ!困ったものです。40話で終わるのは無理っぽいです。このペースだと。既に。
 そろそろ木津兄の軽くて重い部分を発揮してもらわないと、この人たちの話も進みません。ユーさんたちも帰ってこれません(なぜ)
 人は思ったとおりの方向へ少しずつ流されていく。それを望むにしろ望まないにしろ。望まない方向を思い描くのは得策ではないのだと。しかし不安ばかりが先に立つ人間は、得てして望まぬ結果を自ら受け入れる。
 彼女は望まないわけでもなく、望むわけでもなく。彼は望んでいない方を思い描く。小さな恋の物語の行方は、得てして大きな流れに阻まれる。その大きな流れは、自らも知らぬ内に、自らが呼び寄せている。
 それを打破するのも、また自らの力しかないのだけれど。

果ての無いもの。
・「うさぎ」

 0話のさらに前のお話になります。しかも何気にネタバレ。いや、ばれてもいいんですけど。むしろ、そろそろばらしとかないと。つーか、バレバレですけど。だって、すっきりさっぱり爽快な方がお好みですから(何だか……)
 導くもの誕生編。とでも言うべきでしょうか。個人的には暑苦しい話。
 「うさぎ」はswitchの番外編でも同じタイトルを使ってますが、むしろ、spitsのほうで象徴的な動物として扱っています。欲望が大きく取り上げられているお話なので。
 「満腹中枢の無いうさぎのように、僕はがつがつと喰らい続けるんだ」
 見た目は可愛いのにね。て言うお話。
 綺麗で、綺麗で、まるで別の生き物のようなナギは、きっと餌となんら変わりはしない。

第36話 続・カナタとマドイ
・「道を行く者、指し示す者」

 そんなわけで、木津兄弟編です。いやむしろ、木津兄編なのですが。サブタイトルはもちろん、木津兄のこと。道を行くものであり、指し示すもの。
  彼もまた、ナギと同じく、一筋の光を持つ存在。ただ、ナギのように、ただただ綺麗なわけではなく、真っ直ぐ前だけを見ているわけではなく、どうしたいとか、そのためにどう動くとか、それ以上に、どうした方がいいかを考え、行動に移す。不言かつ有言実行タイプ。自分と、自分の大事な人との関係を守るため、良い方へ持っていくため、自らの力をそのために注ぐ。
  ユーさんほど自分本位ではなく、ナギほどがむしゃらではない。だからこそ、カナタにはモノ足りないけれど、エイジにとっては近い存在。ナギは眩しすぎるけれど、木津兄は眩しすぎない。距離の違いもあるけれど。だからこそ、エイジもカナタも、木津兄にナギの眩しさを見いだしながらも、カナタのナギへの憧れも、エイジのナギへの嫉妬も、木津兄には向けられない。
 喜びも悲しみも、激しさも穏やかさも知っているから。臆病にもなるし優しくもなれる。


第37話 エイジとカナタ
・「夜の伽話の始まり」

 本当に、一安心です。(なにが)やっとお話がここまで進んできて。カナタとエイジの話はとりあえずの決着を見せ、マドイとカナタの話も、本格的に動いてきました。木津兄もちゃんと話にいます。作倉さん的にはやれやれといったところです。そんなわけで、雨降って地固まったということで、タイトルでした。
 そしてやたら自分でも木津兄の話をしてるなあと思いつつ。何故かというと、0話の辺で書いたかと思いますが、木津兄はなにげにメインキャラ。名前が明確になってなかったくらいで、(どうやら、兄がいる場合は弟の名前から先に決め、兄には「和」の字がいれたいらしい。某恋愛野球漫画のせいか。だったら死んじゃうだろう。ちなみにwemの秀二の姉は佐和という設定。多分出てこないけど/switchでは出てきます。voiceの次郎と和とか。妙なこだわりかも知れませぬ)存在の大きさとか、他キャラとの関係性とか、かなり早い段階で決まっていながら、ちっとも出てこなかった不憫な人。(出てきてもちっとも見せ場がなかったレイとかもあれですけど)カナタとマドイの仲が多少動いてから出そうとは思っていたのですが、やっぱりちょっと遅すぎる気もします。なんかもっと他になかったのか。まあ良いか、こういうこともたまにはありだ。これからいやってくらい出てくるし。違和感があるかもと思って不安で仕方がない。難しいな……。

第38話 続々・コトコ
・「色濃く、翳るもの」

 GWに重ねてやるぞ!でも休みあんのか、自分!と思いながら、何とか話を進めたかったspits。無事に進んでよかったです。本当。そんなわけで、進展した人たちその1、コトコとナギさんです。一安心。このままユーさんに振り回されて終わったらどうしようかと。
 サブタイトル話でしたね。べたなタイトルついてます。天井の吹き抜けから射し込む光に照らされるナギと、その光の強さで深く、暗くなっていく影の中にいるコトコ。きれいすぎるのは、真っ直ぐすぎるのは、眩しすぎるのは、罪深いことであり、どこかおかしいことなんだと、地を這う者としては思うわけで。だから憧れられもするし、執着をされたりもするし、自分の者だけにしたいと思われたりもするのです。木津兄が言うように。
 そして道場では、ユーさんは淡々と道を究めます。コトコと同じように、眩しい者に焦がれる身でありながら、彼は彼女とは全く違う対応をする。
「じゃあ、どうするか、教えろよ」
「私、どうしたらいいの?」
 もしかしたら、影が色濃くなることを喜ぶのは、ユーさんかも知れません。光が眩しくなっていくことさえも、喜べるのなら。

第39話 エイイチロウとマドイ
・「夜の伽話、続き」

 そんなわけで、一番進めておきたかったのが、カナタとエイイチロウとマドイの話。やっと本題に入った気持ちで感無量です。(なんか違うね)
 サブタイトルつけなくても、そのままだよ!という感じですが、サブタイトルにもいろいろありまして、分かり易いものとしては、各キャラの役割を当てているもの、それからこの「小さな恋の物語と夜の伽話」です。(名作に謝れ!むしろ土下座!と怒られそうだ……)
「小さな…」がカナタとマドイ、「夜の…」がエイイチロウとマドイの話になります。番外の時点で、既に「夜の…」は動いてるわけですけど。
 エイジの口癖が、わりと木津兄仕様ってかんじにしたかったんですけど。難しいね。
 カナタの違和感は、おそらく、木津兄がナギを「理想型」で撮っていることに他ならないから。ナギというキャラクターに対して、木津兄が料理し切れて無いというのも一因ですが、理想を追い求めるあまり、その型にナギを押し込めてしまっている。だから、違和感を感じる。ユーさんに見せたら、こき下ろされること請け合い。まあ、寝てるところを隠し撮りって言う初期作品。(それを人は盗撮と呼ぶのでは……)


第40話 続・エイイチロウとマドイ
・「夜の伽話から目を逸らす」

 そんなわけで(またか)どきどきしちゃってるわけなんですけど。小学生くらいの子って、どうやって言うんだろうって考えてました。昔なら「先輩……」と呟きつつ、軽いストーキングしてる感じですが、今はいきなりストーキング相手に跨ったりするらしいので(超偏見)、もうちょっと可愛い感じがいいなあとか思ってました。
  木津兄タイプは、マニア受けかなあと思いつつ。普通に話してると、相当暑苦しいんですが、たまたま同じくらい重い話をしたいタイミングの女性にばったり出会ってしまって、彼にはまってしまう。でも、熱量がお互いに違うわけなので、その温度差に、近付いてきたはずの女性から逃げてしまうという……。痛い経験がありそうです(誰に)。誰にも、悲劇のヒロインでいたい時期はあるはずで、そんなときにはちょうどいい男かも知れません。ヒーローとして存在しているマドイにはどうかなあとも思いつつ。
 これが 現実なら、カナタは惨敗なんじゃねえのか、なんて考えてますが(押しの強さも弱さも強引さも中途半端)。これはお話なので、そんな厳しく行かないことを祈りつつ。お話だからこそ、全ての人に救いが欲しいですよ。現実は身も蓋もない。
 とりあえず、カナタの話は置いといて(まだ若いしね)木津兄ですが。そんな暑苦しい木津兄、多分高校くらいまではナギ同様、彼もうまくやってないと思います。対照的に、カナタは乾いたままでも、うまくやってるタイプ。出る釘は、釘の種類を問わず、適度に打たれるのが常なので。それは、椿山を出ようと出まいと、結果は一緒だったはず。そんな中、既に口に出せるほどに昇華はしていますが、彼も人に拒絶される経験を幾度と無く繰り返している。その経験は、痛く重い。重いからこその行動であり言葉。痛いからこそまだ悩む。カナタを包むマドイは、木津兄に対しても同じように振る舞えるかどうか。それで彼女の思いの行方も変わるはず。木津兄は、もう同じコトを繰り返すのは懲りているはずなので。

 この話、冒頭でなにげに話が進められてたりします。ナギの綺麗さは、何を自分の中に受け入れても、自分は澄んだままでいられることかも知れません。それを知っていても、いや、知るからこそ、その水を濁らせたくないと願いつつ、何があっても濁らないと信じ続けるユーさんは、ナギに期待しすぎのような気がします。彼女にしたら相当鬱陶しいかも(え)。
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